モデルランド田中             2012.2.10 Digitrax SoundFXデコーダ用 Sound Project File/蒸気機関車B ご紹介 ◆対象デコーダの形式/種類:Digitrax 4Mbit SoundFXデコーダでモーター制御機能のあるもの ◆SPJ(Sound Project File)名:SL-B.spj ◆推奨利用車種:蒸気機関車(C62など) ◆ファイル内容: Digitrax社HPのSoundDepotからダウンロードできる「BR Class 'Standard 5'」のSPJファイル をベースに、ドラフト音、ホイッスル、ショートホイッスルはC62の音を独自に編集したものに 入れ替えています。 また、エアポンプ(真空ポンプ)の音はベースのspjファイルから消去しています。 ◆ファンクションとCV値: ファンクションとCV値については、BR_std5.spjファイルの設定に従うことになります。 <<ファンクション>> F0- ライトON/OFF、 F1- ショートホイッスル ONのままにすると発車時に自動的に鳴ります: 前進時2回、後進時3回 F2- ホイッスル F3- 投炭音---ONにしておくとCV147の設定のサイクルで投炭作業 F4- 真空ポンプ音(無音にしてあります) F5- ウォーターインジェクター音 F6- 蒸気シリンダーの噴出し音 F7- 空転のドラフト音(走行せずにドラフト音)   F8- 消音(ミュート)のON/OFF[F8 ONで消音] F9- ブレーキのキーキー音 F10- 砂まき音 F11- グリースアップ音(速度=0の時) F12- 安全弁の蒸気放出音 <<サウンド関係のCV値>> [ ]内の値はデフォルト値(工場出荷時の設定値/デコーダリセットを行ったときの値); CV58 マスターボリューム1-15、0=最大(ミュートはF8で)、[9] CV60 サウンドスキーム(0にしておく)[0] CV133 ドラフト音/カムの構成定義:128⇒外部カム、0-127⇒インチ単位での動輪直径[63] CV134 ギヤ比の調整:32⇒100%[32] CV135 ミュート時のボリューム0-64[00] CV140 主動力のボリューム0-64[60] CV142 ホイッスルのボリューム0-64[60] CV143 空圧機器が時折発する音のボリューム(ポップオフ、乾燥機、コンプレッサー)0-64[30] CV145 投炭/砂まき音のボリューム0-64[30] CV147 投炭スピード(1=約2秒)1-64[50] CV148 ウォーターインジェクターの動作頻度[30] CV149 真空ポンプの動作頻度[25] CV150 ホイッスル種類の選択(0=標準のホイッスル、1=ボリューム調整したホイッスル)[0] CV154 安全弁の蒸気放出音のボリューム0-64[60] <デコーダーの仕様関係のCV値> これらのCV値は書き込み不可、[ ]内の値はデフォルト値; CV121 ソフトウェアのバージョン、2以上であること[2] CV122 Product Type、12=Digitrax SFX sound decoder CV123 ハードウェアのバージョン(17=SDH104K1 decoder) CV124 Flash Signature[2] CV125 16KB free blocks[0] CV126 FAT flags[7] CV127 Internal Flags[0] CV128 IPL counter[0] ◆ドラフト音と動輪の同調 外部カムを使用しないで同調させる場合は、 ・走り出しは、CV2のスタート電圧で調整、 ・走行中は、CV133の動輪直径、CV134のギヤ比で調整するとともに、必要ならスピードテーブルでも調整 します。 例えば、C62ですと動輪直径1.75mは69インチなのでCV133=69、本物はギヤは使っていないので、 ギヤ比は100%でCV134=32ですが、一般にこれではドラフト音のテンポが遅すぎます。CV134の値を2倍の64 にするとテンポは2倍になります。だいたい1.5倍の48程度にすると良さそうですが、調整してみて下さい。 C62北海道形ではモータが東海道形とは異なるせいか、CV134は40程度がよかったです----ご参考。 注)モデルランド田中は、この資料とSL-B.spjファイルの内容、これらを利用して引き起こされる結果に  対し責任を負いません。