モデルランド田中 2011.8.14 Digitrax SoundFXデコーダ用Sound Project File/EH500ご紹介 ◆車両形式/種類:JR EH500 ◆対象デコーダの形式/種類:Digitrax 4Mbit SoundFXデコーダ ◆SPJ(Sound Project File)名:EH500.spj ◆ファイル内容: Digitrax社HPのSoundDepotからダウンロードできる「SD38-2」のSPJファイルをベースに、 EH500の音を主体にEF64,EF66などの音データを取込んでいます。 具体的には、sd38_2.spjファイルの各サウンドタイプの音データを下記のように変更しています: ・DISEL_STARTの音データ => EH500の始動音、 ・DIESEL_IDLEの音データ => EH500の待機音、 ・IDL_RUNの音データ => EH500の発車加速時の走行音、 ・DIESEL_RUNの音データ => EH500走行音、 ・RUN_IDLの音データ => EH500停車時の音、 ・DIESEL_TURNOFFの音データ => EH500の待機から休止時の音、 ・HORN_START、HORN_RUN、HORN_ENDの音データ => EH500のホイッスル音、 ・DIESEL_BELL => EH500のコンプレッサー音(標準は未使用Not Assigned、後述手順により使用可)、 ・DIESEL_BRAKESの音データ => EH500の停止時ブレーキ音、 ・DIESEL_DYN_START、DIESEL_DYN_RUN、DIESEL_DYN_ENDの音データ => EH500のブロワー音、 ・DIESEL_COUPLERの音データ => 機関車(EF66)とコンテナ貨車の連結音、 ・POPOFF => 機関車(EF64)のエア抜き音、 ・AIRCOMP => EH500のコンプレッサー音、 ・USER12 => EH500の短笛音、 ・他のサウンドタイプの音データ => 無音の音データ、又は未使用。 ◆ファンクションとCV値: ファンクションとCV値については、sd38_2.spjファイルの設定に従うことになります。 <<ファンクション>> F0- ライトON/OFF。 F1- 未使用(但し、後述手順によりコンプレッサー音)。 F2- ホイッスル(CV150=2に設定すること)。 F3- 連結音(機関車とコンテナ貨車)。 F4- 空圧機器音(POPOFF, AIRCOMP)を発しないようにする。F4がOFFだと、POPOFF(エア抜き音) が有効になり、AIRCOMP(コンプレッサー音)もスタートする。 F5- ブロワー音ON/OFF。 F6- ノッチ上げ(CV155=1又は2のとき)。 F7- ノッチ下げ(CV155=1又は2のとき)。 F8- ミュート(消音)のON/OFF。 F9- ブレーキ音。 F12- ショートホイッスル。 F10,F11- 未使用。 <> E500の音に直接関係するCVは下記のようになります([]内の値は既定値---デコーダリセットを行った ときの値); CV58 マスターボリューム(1-15) [9]。 CV60 サウンドスキーム(0-3) [0]。 CV132 ノッチレート(ノッチ当りの変化量) [127]。 CV135 ミュート(F4)ON時のボリューム値 [0]。 CV140 主動力音のボリューム(0-64) [60]。 CV141 DIESE_BELLのコンプレッサー音のボリューム(0-64) [25]。 CV142 ホイッスル(F2)のボリューム(0-64) [60]。 CV143 空圧機器(POPOFF,AIRCOMP)のボリューム(0-64) [30]。 CV144 ブロア音(F5)のボリューム(0-64) [55]。 CV145 その他の音のボリューム(0-64) [40]。 CV146 DIESE_BELLのコンプレッサー音の発生間隔(1=24ミリ秒)(1-100) [07]。 CV148 コンプレッサー(AIRCOMP)の始動頻度 [30]。 CV149 コンプレッサー(AIRCOMP)の動作時間 [20]。 CV150 ホイッスルの選択 ⇒『2』に設定して下さい [0]。 CV151 連結でのブレーキ&連結音の自動発生の限界値(0-60) [48]: F3を[ON]にして方向転換すると自動的にブレーキ&連結音を発するが、限界値を超えた スピードでは音を発しない。 CV155 ノッチングモード*: 0=オートマチック、1=セミオートマチック、2=手動 [0]。    *:ノッチングモードの詳細は当該SoundFXデコーダのマニュアルを参照下さい。 ◆使用例: 当該アドレスを選択すると始動音がし、そのまま停車していると待機音を発し続けます。 F5でブロアを起動します。 スロットルを上げると発車加速の走行音が続き(9.4秒)、その後走行音に変わります。 走行音になったら、ブロアを止めるとよいでしょう。 <<コンプレッサー音を任意のタイミングで鳴らしたい場合>> 本spjファイルのサウンドタイプ 「DIESEL_BELL」に対し「Restore Association」を行って下さい。「Not Assigned」状態から 割り付けてあるサウンド(コンプレッサー音)が復活します。 更に、CV146を「0」にしコンプレ ッサー音が継続して聞こえるようにして下さい(コンプレッサー音の継ぎ目で多少ノイズがでま す)、またCV141を「50」程度に設定するとよいです。 これで、F1によりコンプレッサー音を 任意のタイミングでON/OFFできます。なお、「DIESEL_BELL」にコンプレッサー音を割り付けた 場合、「AIRCOMP」は「Remove Association」でコンプレッサー音の割り付けを外してくださ い、メモリーオーバーで音が出なくなることがあります。 ◆本spjファイルは当店お客様ご提供で、配布のご許可をいただいています。 モデルランド田中は、この資料とEH500.spjファイルの内容、これらを利用して引き起こされる 結果に対し、責任を負いません。